サーキットブレーカーってブレーカー落ちるみたいな？停電怖い

こんにちは〜、あたしサーキットブレーカーって言葉に怯えがちな株実ちゃんです！

なんか名前だけ聞くとブレーカーが落ちて家が停電になるみたいでドキドキしちゃう。株が停電みたいに全部消えるのかな〜って想像してるよ。

あのねお兄ちゃん、サーキットブレーカーってブレーカー落ちるみたいに株がパッと消えるの？怖いよ〜！

この記事のレベル

この記事でわかることはこれだよ

サーキットブレーカーって何？

まず結論。サーキットブレーカーは停電用のブレーカーじゃないよ。株式市場で価格が急変してパニックにならないように、取引を一時的に止めるルールのこと。市場全体にかかる場合と、個別銘柄だけ一時停止になる場合がある。

へぇ〜！停電じゃなくてマーケットの安全装置みたいなものなんだね！

そうだよ株実ちゃん。マーケットの“緊急停止ボタン”だと思って。急激な下落や上昇を一旦冷ますために使うんだ。

値段が短時間でガクッと動くと、感情で売り買いが連鎖してさらに暴落する危険があるよね。サーキットブレーカーは、人間のパニックで市場が壊れるのを防ぐための時間稼ぎ。冷静に判断する時間を作って、秩序ある取引に戻す狙いがあるんだ。

なるほど〜。じゃあサーキットブレーカーで冷静になるアロマセラピーって感じだね！

いい表現だよ株実ちゃん。感情的な取引の連鎖を断ち切るのが目的なんだ。

国や取引所によってルールが違うけど、一般的には
・市場全体で一定の下落率・上昇率に達したとき（例：前日比で何％）
・個別銘柄が短時間に大きく動いたとき（板の乱れを防ぐ）
というトリガーがあるよ。日本の取引所にも市場全体を対象にした仕組みや、個別銘柄の一時停止ルールが用意されてる。

へー割合で決められてるんだ。じゃあ数字が来たらピタッと止まるの？

うん。例えばある下落率に達したら数分〜数十分の取引停止が入ることがある。停まる長さや条件はケースバイケースだよ。

取引が止まると新しい売買が約定しなくなる。既に出している注文の扱いは注文種類や取引所ルールで変わるよ。例えば成行注文は停止中に執行されないし、指値注文は価格が合えば再開後に約定することがある。

だから大事なのは、取引停止中も注文が自動で消えたり変わったりする可能性があると知ること。証券会社のルールもチェックしよう。

注文が勝手に変わっちゃうのはイヤだな〜。どうしたらいいの？

まずは証券会社の注文ルールを確認。成行注文は注意だし指値や逆指値の扱いも違う。大事なのは事前にルールを把握しておくことだよ。

個別の銘柄が急変したときはその銘柄だけ一時停止。市場全体のサーキットブレーカーはシステム的に広範囲に影響することがある。市場全体が止まると再開タイミングが決められていて、その間は注文も動かない。

個別停止なら代替の銘柄で取引できるけど、市場全体停止だとほとんどの取引が止まるから、影響の大きさが違うんだ。

じゃあ市場全体が止まるのはけっこうレアでドキドキするね！

うん、レアだけど過去にはあったよ。だから準備だけはしておこうね、株実ちゃん。

パニックにならないことが一番。具体的には：

慌てて売らないこと。サーキットブレーカーは市場の秩序を保つための時間だから、まずは情報を整理しよう。

お兄ちゃん、慌てないって言われるとドキドキするけど、ちょっと安心したかも…！

いいね、その気持ちを大事にして。準備してれば慌てずに済むよ、株実ちゃん。

過去の急落では、注文が集中してスプレッド（売買差）が広がったり、成行で意図しない価格で約定したりした例がある。特に流動性が低い銘柄や時間外は注意。

突発的なニュースで急落が来ることが多いから、ニュースの出所を確認して冷静に判断しよう。

ニュース見るのは得意かも！スキャンダル系は文春で要チェックだね〜（ドヤ顔）

ドヤ顔のしいたけ目かわいいけど、一次ソースを見てね。うわさだけで飛びつくのは危ないよ、株実ちゃん。

サーキットブレーカーは市場を守るための仕組みで、停電みたいに価値が消えるわけじゃない。初心者はまず証券会社のルールを確認して、成行を多用しない、逆指値を使うなどの準備をしておこう。

感情で動かないこと、情報の出所を確認すること、そして何より落ち着くことが大事だよ。慌てずに、でもしっかり備えて楽しく取引しようね。

ありがとうお兄ちゃん！あたし、サーキットブレーカーを知ってちょっと大人になれた気がする〜（照）今度一緒に銘柄見てね！

もちろんだよ株実ちゃん。ゆっくり学んでいけばいい。困ったらいつでも聞いてね。ちなみに記事内の文章は投資家のお兄ちゃんがすべて目を通してファクトチェックしてるので安心して。